RENOVATION

ストック総合改善事業

老朽ストックの全面的改善による再生

ニセコ町(後志支庁)有島団地
ニセコ町(後志支庁)有島団地

■団地概要
名称:有島団地
所在地:ニセコ町字有島1番地1他
建設年度:昭和44年度~昭和45年度
改善年度:平成16年度~平成18年度
敷地面積:2,830.97㎡
戸数:20戸
規模構造:準耐火平屋建て5棟
設計:(有)アーキシップアソシエイツ
総事業費:188,066千円
戸当り改善費:9,000千円/戸

計画主旨

有鳥団地は、ニセコ町のメインストリートとなっている綺雑街道より東へ500m、道道ニセコ停車場線に隣接した位置にあります。
周辺は各公共施設や公園が整備されており、生活利便忖の高い場所となっています。
住棟は5棟あり、昭和44年~昭和45年に建設された簡易耐火平屋建てで、すでに耐用年数を超過した20戸の団地です。
ストック総合改善事業において全面民改善(簡易耐火-CB造)を実施した初めての団地です。
全面的改善を実施した背景としては、ハード面では建設コストの縮減、産業廃棄物の軽減や外断熱仕様による環境負荷の低減を考慮し、老朽ストックの再生を目指した計画としています。
ソフト面では、町全体のミスマッチ世帯の解消のため住み替え住戸として、高齢世帯が安全・安心に住みつづけられる接地階住戸の供給を目標として、既存ストックの有効活用を日指した計画としています。
羊蹄の美しい景観を背景として、団地景観の刷新による魅力ある住宅地形成に寄与できるデザインとしています。

ニセコ町(後志支庁)有島団地
改善前(南面)

ニセコ町(後志支庁)有島団地
改善前(北面)

ニセコ町(後志支庁)有島団地
位置図

ニセコ町(後志支庁)有島団地
公園より遠景

ニセコ町(後志支庁)有島団地
配置図

ニセコ町(後志支庁)有島団地
改善前平面図(5号棟)

ニセコ町(後志支庁)有島団地
改善前平面図(5号棟)北側に雁木設置

ニセコ町(後志支庁)有島団地
1LDK内観(K)

ニセコ町(後志支庁)有島団地
2LDK内観(LDK)

ニセコ町(後志支庁)有島団地
雁木部全景
雁木を設け避難の安全性の確保とスロープ及び手摺を設置しバリアーフリー化等を進め、高齢者も住みやすいし屋外環境とした。
雁木壁は色彩のことなる配色とし識別性を高めた。

ニセコ町(後志支庁)有島団地
雁木出入口スロープ

ニセコ町(後志支庁)有島団地
専用庭の設置
住棟間の前庭を廃止し、各戸専用の庭を設置した。

ニセコ町(後志支庁)有島団地
屋外物置の設置
住戸面積が小さいので収納率を高める必要から屋外物置を設置した。

ニセコ町(後志支庁)有島団地
鋼板外皮による外断熱工法
外壁は今後30年間の使刑条件があり、躯体の劣化防止及び省エネ効果を高めた工法を採用

ニセコ町(後志支庁)有島団地
換気システム図
天井チャンパーに外気を吸気し天井内で室内からの予熱で暖めて、押入れより入気する。
排気は24時間対応の換気扇で行う。

アルティザン建築工房

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